対応事例
CASE EXAMPLE

ミニユンボ ツース交換

2022.02.23

ボルト式ツース交換です。
原木搬出に欠かせない作業道を作っていたらバカ石ゾーンとほぼ岩盤ゾーンに入って来ました。丸まったツースではまったくと言っていいほど掘り進められません。
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丸まってるしグラグラです。
交換も一筋縄にはいかないものでまずネジが緩みませんし、ボルトの頭がすり減ってレンチが掛かりません。こんな時は酸素で焼き切ります。
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8本切りますが、残り一本で酸素が終わってしまって最後は切断砥石でなんとか切りました。
やっと取り付けに入ります。バケットの肉厚とツースの隙間が多少大きいので1.6mmの鉄板を挟みギャップを調整しました。ツースをハンマーで叩き込み、ボルトを締めて終了です。
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比べてみると長さは6割ぐらいしかありませんし、引っかかるはずのエッジも滑らかに丸まってしまっているので硬い場所は掘れなくて当たり前でした。
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交換後は格段に作業効率が上がり、今まで原木運搬車が荷の積み過ぎで立ってしまう上り勾配の作業道の手直しも数十分で修正出来ました。何よりヒヤヒヤしながら自分の体重をカウンターウエイトにしないで通過でき、安全になりましたし、運搬車が立ってしまうと積み荷を半分くらい下ろさないと元に戻らないので体力と時間のムダ使いが無くなります。

今回の交換作業でツースの重要性を思い知りました。純正品ではなく社外品を使用していますので値段も安く、作業効率も上がるのでこれからはまめに交換していきたいです。